PRECC を Cursor で使用する
PRECC は Claude Code 向けの PreToolUse フックとして構築されましたが、その基盤となるスキルライブラリ — cargo-wrong-dir、git-wrong-dir、npm-wrong-dir、jj-translate などは、エディタに依存しません。簡単なシェルスニペットを使えば、Cursor の統合ターミナルに入力されたすべてのコマンドを precc-hook 経由でルーティングできるため、Claude Code でトークンを節約する書き換えが Cursor でも同様に機能します。
Requires
precc≥ 0.3.45. Earlier versions don’t plant the integration scripts under<data_dir>/integrations/cursor/. Runprecc updateto upgrade if you have an older release.
カバー範囲
この統合では、Cursor のターミナルに入力したコマンドをキャッチします。zsh では Enter キーを押す前にコマンドラインを自動で書き換えます。bash では警告のみ可能です(DEBUG トラップはコマンド確定後に発火するためです)。Cursor のエージェントが bash -c サブプロセスとして起動するコマンドは、対話型シェルの初期化を読み込まないため、フックからは見えません。このギャップを埋めるには PATH シムが必要ですが、現時点ではこのディレクトリには含まれていません。Cursor の非シェルツール呼び出し(ファイル編集、コード検索)も対象外です。
インストール
zsh(自動書き換え)
source ~/.local/share/precc/integrations/cursor/precc-preexec.zsh
precc init を一度実行してください。上記のパスにスクリプトが配置されます(precc のストレージから <data_dir> を使用するため、CLAUDE_CONFIG_DIR などのプロファイル分離が尊重されます)。その後、source 行を ~/.zshrc に追加してください。precc-hook と jq は PATH 上にある必要があります。いずれかが欠けている場合、スクリプトは何もせず正常に終了します。
bash(警告のみ)
source ~/.local/share/precc/integrations/cursor/precc-preexec.bash
precc init を一度実行してください。上記のパスにスクリプトが配置されます。その後、source 行を ~/.bashrc に追加してください。DEBUG トラップは、提案された書き換えを適用せずに stderr に出力します。提案を手動でコピーすることができます。
動作確認
Cursor のターミナルで、cd /tmp(Rust プロジェクト外であればどこでも)に移動し、Rust ビルドコマンドを入力して Enter を押してください。zsh ではバッファがその場で PRECC により書き換えられた形式(通常は cd PATH && … 形式の前置)に変わります。bash では stderr に [precc] suggested rewrite: … という行が表示されるはずです。
注意事項
- キーストロークごとに
precc-hookのレイテンシが追加されます。フックは p50 で <5 ms を目標としていますが、コールドキャッシュでは p99 はさらに高くなります。本書のフックレイテンシに関する記述を参照してください。 - このパスからのテレメトリはありません。フックは検出した
agent_classの下で報告しますが、それはclaude-codeではないため、Cursor での節約は公開統計ページには表示されません。 - 書き換え理由は
zle -M経由で 1 キーストロークの間だけ表示されます。控えめで、モーダルではありません。 - エージェントのカバレッジには、
PATHシム(~/.precc/bin/cargo、~/.precc/bin/gitなどのラッパー)が次のステップとして計画されています。